肛門が痛い時の病気の種類

肛門が痛い時

 

肛門が痛いとすぐに痔だと思ってしまうが、さまざまな原因がある。


 肛門痛は一般にチクチク、ズキズキ、ジーンとした感じなどがある。
 一方、直腸痛はズーンとした鈍痛、ボールがお尻にはまりこんだ感じ、
神経痛のような発作性の痛み、いつも便が出たい感じなどがある。
 

肛門痛は歯状線より下に原因あると起こる。
痛みの特徴から病名を推測ができる。

おもなものは次の通り。

1痔核(イボ痔)

痔核(イボ痔)はたいてい誰もが持っているが痛みはない。

痛くなるのは痔核(イボ痔)の中でも特に血栓性外痔核と嵌頓痔核。


1-1血栓性外痔核

とくに肛門の外にしこりが急に出来て、ズキズキ痛むため、
ドーナッツ座布団などがないと座りにくい。
 急激にスポーツをしたり、大量の飲酒、下痢などが原因になることが多い。

1-2嵌頓痔核

普段から脱肛があり、それが急に大きくふくれ上がり、
肛門内に収まらなくなった場合は激痛が走る。
こうなると一晩中眠れないほど痛いケースもある。


2 裂肛(切れ痔)
 新しく裂けた急性の切れ痔は刺すように鋭い痛み。
よく脳天へ響く痛みと言われる。
 傷が古く慢性化すると尾骨まで鈍く痛む。
特に排便の後が痛く、下痢では沁みるような痛みがある。
真っ赤な血が出るのも特徴。


3 肛門周囲膿瘍(痔ろうの初期)
 歯状線にある肛門小窩への感染で、肛門周辺にうみがたまったもの。
化膿(うみ)だから、ズキンズキンと痛み、38度くらいの熱が出ることも多い。
深い膿瘍ほど重苦しく痛みで不眠になることも。うみが出てしまうとと急に楽になる。

4 肛門小窩炎

 直腸と肛門の境目の歯状線(しじょうせん)は凸凹しているが、
その凹の部分の小さなくぼみである肛門陰窩(いんか)(肛門小窩)に汚物が詰まり、
炎症を生じ、肛門部に重苦しい疼痛がある。
肛門に指を入れて肛門陰窩に炎症があれば、激痛が走る。


5 肛門がん
肛門周辺に硬いしこりができて、一定の強い痛みがある。
痔痩にがんができる痔痩がんも同様。
痔痩がんでは長い間、痔痩が治らないために長引く痛み、
鈍い痛みがだんだんひどくなる場合や、
裂肛(切れ痔)と違い赤黒い血が出る場合は病院で検査をを受けるべき。


6 原因不明の肛門痛


病院で検査をしても何も発見されず、病院を転々とする患者が多い。
医学的に原因不明な痛みは、心因的なものだろうなどと、
患者は医師に真剣に受け止めてもらえないで苦しむ。

 痛みはどちらかというと直腸に強く感じるが、
夜間に直腸から肛門にかけて神経痛のような激痛がおこり、30分から1時間で消失する。
 無性に便が出たい感じがする。
肛門挙筋症候群や尾骨痛でも似たような症状があり、
立ったり座ったりすると肛門が痛む。
同時に肛門が開く感じがあって不眠になることもある。
スノーボードなどで転倒してお尻を激しくぶつけて、
しばらくしてから起こる事が多く何十年も苦しんでいる患者が多い。
この場合、尾骨が曲がっていることが多く、レントゲンで骨折していると、
診断されている人もいるが、曲がっているだけで、矯正すればすっかり解消する事が多い。

 原因は、肛門挙筋のけいれんや肛門括約筋のけいれんと言われ、
仙骨や尾骨を矯正することで、肛門挙筋や肛門括約筋を支配している神経の働きを、
回復することで解消することが多い。

また、過敏性腸症候群の場合は肛門の奥が痛いと訴え患者もいるが背骨の矯正で、
自律神経のバランスを改善すれば解消することが多い。